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葬儀をつとめる

 古代、中国の人たちは死者を草むらの上に安置し、
月日が経つと肉体は風化し土に還り、骨が残る。
「死」という漢字の左側の「夕」は残骨という意味で、骨を表し
右側の「ヒ」は、人がひざまづいている姿つまり、骨を前にひざまづいて悲しんでいる姿です。
それが「死」という文字になった謂れです。
「死」は死者だけで「死」という文字になったのではなく、
遺された人たちが死者に向き合って、初めて「死」という文字になったのです。
 そして「死」の上と下に草を書けば、「葬」です。
それを厳粛な儀式として勤めてきたことに「人間」の始まりがあります。
人間が葬送儀礼をしたのではなく、葬送儀礼をしたのが人間だったのです。
死者を悼み、これまでとこれからを今に尋ねる「儀式」が葬儀なのです。
 だから「誰のために葬儀を勤めるのか」ということは、
死者のためであり、同時に生者のためでもあるのです。

真宗会館コラム 法話終活「誰のために葬儀を勤めるのか」より

葬儀の流れ

①ご連絡
葬儀社様へご依頼された時に「真宗大谷派・東本願寺」ということをお伝えしてください。
郷里のお寺様があればその旨を葬儀社様にお知らせ下さい。
②お打ち合わせ
葬儀社様と相談し、会場や開式時間をお決め下さい。
※特に土日はご法事が入っている場合が多いので、お時間を調整していただくことがあります。
③枕勤(枕経)
ご自宅、もしくは葬儀会場で「枕勤め」をとりおこないます。
※葬儀場等の都合により枕勤めができない場合もございます。
④ご法名の選定
法名を選定させていただきます。
法名は「釋(尼)○○」
法名料はいただきません。
院号法名は「○○院釋(尼)○○」
院号法名をご希望される方は、本山に8万円以上の相続講金を
ご志納いただきます。
⑤通夜、葬儀
ご遺族をはじめ縁のある方々が亡き方を偲び、通夜、葬儀を
執り行います。
⑥四十九日(満中陰)~その後の法要
初七日、四十九日の法要も承りますので、ご希望される場合は
ご相談ください。
また、お仏壇や納骨堂のご相談もお気軽にどうぞ。